アスベストとは、天然の鉱山の石の中に入っている繊維のこと。石綿とも言われます。 長さは1mmから数センチ、太さは0.02ミクロン、髪の毛の5000分の1の細さで肉眼で見ることは出来ません。
4000〜5000本集まってやっと筋として見ることができるのです。 カナダや南アフリカの鉱山に多くあり、日本もここから輸入していました。
*アスベストには主な種類として3種類があげられます。
アスベストは、天然鉱山の石の中に入っている繊維。熱、薬品、摩擦に強く、絶縁性や耐久性などに優れ、石油と同様にひとつの物質で多くの特徴を持つ天然資源として「奇跡の鉱物」「魔法の鉱物」と賞賛され、20世紀初頭から全世界に広まりました。
また軽量のため扱いやすく建築資材を中心に工業製品など幅広い用途で重宝され、日本においても高度経済成長を支える天然資源として、かつては3000種類もの製品にアスベストが使われていました。
この見えないアスベストは数多くの製品に貴重な繊維として使用されてきましたが、作業中に目に見えないアスベスト粉じんが飛散して人が吸入してしまう恐れがあるのです。 そしてこの数ミクロンの粉じんを吸うと針状のアスベストは肺に突き刺さり、肺がんや中皮種、肺が繊維化してしまう肺繊維症(じん肺)という病気を引き起こしてしまいます。 この肺繊維症(じん肺)はアスベスト粉塵を10年以上吸入した作業員に多く起こる傾向にあります。
作業から潜伏期間15〜20年で発病すると言われ、1リットル当たり5本を1年吸い続けると10万人に15人が中皮種にかかり、時には死に至らしめることも。
アスベストは髪の毛の5000分の1の細さという肉眼では見ることが出来ない物質。見た目だけで確認することが出来ません。
ただし、日本では1975年(昭和50年)以前の建物を目安としています。
『特定科学物質等障害予防規則』改正により吹き付けアスベストが5%以上禁止になった1975年以前は建材として多く使用され、また第二次世界大戦中からだと3000種類以上の製品に使用されてきました。
日本で最初にこの問題が明るみに出て、法律が改正された1975年(昭和50年)が唯一のキーワードです。
アスベストが使用されている場所は1975年(昭和50年)以前に造られた建物、道路、橋など。現在、全国の官公庁施設の60%がアスベスト除去済みといわれます。
しかし、民間施設への対応はほとんど進んでいません。つまり、日本には未だ大量のアスベストが放置されている状態なんです。
アスベストが使用された建物内で暮らすことは決して良いことではありません。 しかし、アスベストが人体に与える影響は、解体やその建材をほぐした時に散る粉じんを吸収してしまうこと。普通の生活をしていて吸引してしまうことはありません。
ただし、むやみに穴をあけたり、解体することは大変危険ですのでやめましょう。